ご紹介/地理 - 芸術/文化
ピ エモンテはそれ自体が歴史、芸術、文化であり、古代ローマの遺跡からロマネスク様式の秀作、アール・ヌーボー、現代の未来建築物に至るまで、莫大な建築遺 産を持っています。しかしながら、ピエモンテで壮麗さと同時に簡素さと壮大さを表現するのはバロック様式で、王国の首都を装飾するべく、サヴォイア王家か ら呼び集められた有名な建築家たちの手によって、トリノの建物や広場が作られました。また、ユネスコの世界遺産にも登録された貴族の邸宅や歴史的建物や、 サクリ・モンティ(聖なる山々)、そして“コロナ・ディ・デリツィア(悦楽の王冠)”と呼ばれた美しいサヴォイア家の数々の居城の華麗さは、ヴェナリア王 宮をしてその頂点を迎えました。この王宮をご覧頂けば、17-18世紀の豊かで豪奢な建築と芸術がよく分かります。
2008年ワールド・デザイン・キャピタルにも認定されたトリノでは、2千年以上にわたる様式と時代が交差しているのです。古いものではパラティーナ門や クアドリラーテロ・ロマーノ地区、数々の宮殿やバジリカ、モーレ・アントネッリアーナ、リンゴットや2006年のオリンピックに際して建てられた、磯崎新 によるパラスポルト競技場、オヴァール、ガエ・アウレンティとアマルド・デ・ベルナルディが設計したスケート会場などの建築物です。